
公民権団体によると、カリフォルニアで行われたワールドカップのイラン戦で、ヒジャブを着用した女性を含む数十人のイラン人ファンが身体的暴行や言葉による嫌がらせを受けた。事件はイラン対ベルギーおよびニュージーランド戦で発生。CAIR-LAは、加害者がイラン系と見られる人物やイラン・パレスチナ国旗を掲げる人々、ヒジャブ着用女性を標的にしたと報告。被害者は唾を吐きかけられ、蹴られ、押し倒され、ヒジャブを引き裂かれたほか、個人情報がネット上に公開されたという。
CAIR-LAはロサンゼルス郡検事局、地元警察、市のW杯開催委員会に書簡を送り、事件の調査と適切な安全対策を要請。一部の攻撃は親王制派のイラン系アメリカ人によるものとされる。イランチームは米当局によるビザ制限で試合後に毎回メキシコへ移動を強いられ、回復や練習時間を奪われる差別も受けている。
主将メフディ・タレミは今大会を「災難」と表現。FIFAのインファンティノ会長がチームを訪問し支援を約束したが、多くの問題は解決されていないと述べた。「いつも不満を言っているが、誰も助けてくれない」と語った。イランの決勝トーナメント進出の望みはアルジェリア対オーストリアの引き分けで断たれた。
これらの事件は、米国におけるイスラム嫌悪と外国人排斥の高まりを浮き彫りにしている。人権団体はスポーツイベントでのファン保護強化を求めている。一方、イランチームはビザ制限による物流問題に直面し続けており、準備と回復に影響が出ている。
全体として、2026年W杯へのイラン参加は政治的・社会的緊張の象徴となった。ファンと選手は差別と主催者の支援不足の両方の犠牲となっている。CAIR-LAは引き続き監視を続け、被害者の正義を求めている。
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